“Fourskitz” presents 夏の爽音まつり【第1回S&L The Gate】ライブレポート(後編)
「ライブレポート(後編)」では、「夏の爽音まつり」の後半の部以降の模様をお伝えします。
ミュージック・パフォーマンス・プロジェクト【アマチュアバトル】【S&Lゲスト(オヤジバンド系)】
後半のトップは、今回の出演者の中でもFourskitzに次ぐ大編成となる7名のメンバーからなるミュージック・パフォーマンス・プロジェクト。往年の洋楽ポップスを中心とするカバー3曲を披露しました。1曲目は、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「Sirius/Eye In The Sky」をメドレーで演奏。2曲目は、ローリング・ストーンズの「RUBY TUESDAY」。そして最後は、スティービー・ワンダーのヒット曲「SUPERSTITION」で締めました。
コーラスの重要性を再認識し、コーラスにこだわり抜いたと自ら宣言するとおり、ツインボーカルを中心とした完成度の高いハーモニーと、大編成にも関わらずバランスの取れた安定した演奏で、かつての洋楽好きの中高年には堪らないステージでした。
(アマチュアバトルの審査対象曲は、冒頭の2曲。)
KeeP the faith【アマチュアバトル】
主に川崎のライブハウスで活動する結成3年目の社会人バンドKeeP the faith。オリジナル曲のみで80~90年代のロックをベースに、聴いてくれる人に元気と希望を与えるバンドを目指し、2017年1月には、島村楽器主催「オヤジのバンドパラダイス」優秀賞(第2位)の受賞経験もある実力派です。
演奏曲は「GET MYSELF BACK」と「I don't care」のアップテンポな2曲。ボーカル、ギター、ベース、ドラムのシンプルな編成によるストレートなロックサウンド。目の前で聴いている人を明るく元気にさせる演奏で、親しみやすいメロディも相まって、客席を大いに盛り上げました。
SAMANTHA【アマチュアバトル】
アマチュアバトル最後の出演者は、2011年に工藤春貴(Vo.)を中心に結成されたSAMANTHA。80~90年代の古き良き時代のロックと現代の音楽シーンを融合させた“歌謡ロック”を志向し、自らの音楽性を『SAMA-ROCK』と名付け、浅草を拠点にライブ活動を行っています。2012年6月には、クラウンレコード協賛ライブ優秀賞の受賞経験もある、これまた実力派です。
1曲目の「イライラMAX」では、ファンと一体となったハンカチーフを使ったパフォーマンスで登場早々に聴衆のボルテージもMAXに引き上げました。2曲目は「恋しやがれ&愛しやがれ」。2曲ともに、軽快な"歌謡ロック"の伴奏をベースに、メインボーカルに3名のコーラスの厚いハーモニーが加わり、楽曲に豊かな広がりを感じさせました。
大和姫呂未【S&Lゲスト】
後半の部のラストは、2005年にデビューしたシンガーソングライターの大和姫呂未がピアノ弾き語りで3曲を演奏しました。
1曲目は、尾崎豊のバラード「Forget-me-not」。以降はオリジナル曲で、2曲目は、PS2のゲームオープニング曲にも採用された「Save me」。そしてラストは、昨年リリースされ、USENリクエストランキングで第1位を獲得した「虹」のシンプルな弾き語りバージョン。
ゲストのトリを飾る、チャーミングで美しい歌声と楽曲に大きな拍手が沸き起こりました。
Fourskitz【 主催者メインライブ】
いよいよ「夏の爽音まつり」の大トリ、主役のFourskitzの登場です。
今年2月の第10回江東バンドフェスティバルでグランプリを獲得して以来のステージですが、リーダー大石健伍(Key.)のオリジナル曲を中心に、バンドとダンサーによる阿吽の呼吸、全身で楽しさを表現するスタイルはそのままに、新曲を加えた全5曲を携え、さらにパワーアップしての凱旋です。
1曲目は、イントロからサイレンが鳴り響く、刺激的でダンサブルなナンバー「So sly」。2曲目は、ギターをフィーチャリングしたストレートなロックナンバー「ゆくべき場所へ」。そして3曲目は、メインボーカルの石毛利枝(Vo.)と山田達矢(Vo.)のデュエットによる美しいハーモニーのバラード「今日も」が続き、Fourskitzの新たな側面が垣間見えました。
ラスト2曲は、江東バンドフェスティバルでグランプリを受賞した際の演奏曲、Ne-Yoのカバー「Because of you」とFourskitzの代表曲「BOSS」が演奏され、この頃には客席で踊る人も現れる盛り上がりとなり、流石のライブパフォーマンスで客席を魅了しました。
アマチュアバトル審査発表~フィナーレ
最後のプログラムはアマチュアバトル(第1回 S&L The Gate)の審査発表です。
まず、審査を総括し、S&Lスペシャルユニットで本日のオープニングも飾った、シュガーブレッシングこと今めぐみ氏(ライブハウス鶴ヶ島ハレ副店長/シンガーソングライター)が、全参加ユニット各々について審査の際に出された評価コメントを紹介しました。
そして、いよいよ、S&Lミュージックへの登録権(通常の審査を省略して登録できる権利)が付与される上位2組の発表です。
"空高く賞"の受賞者は、KeeP the faithに決定しました。
”天高く賞”の受賞者は、SAMANTHAに決定しました。
審査員を代表し、三田晴夫氏(有限会社スーパーボーイ代表取締役)より、受賞者に賞状とトロフィーが授与されました。
また、S&Lミュージックの名誉顧問である、きいちろよりご挨拶させていただき、ご来場くださったお客様への御礼、受賞者への祝福、アマチュアバトル全参加者への激励、ゲスト出演者や関係者への感謝の気持ちをお伝えしました。
最後に、この日この場に一堂に会した全員が、それぞれ今後ますます “空高く”&“天高く” 羽ばたいていくことを祈念し、上位2賞のネーミングの元ともなっている、きいちろのオリジナル曲「空高く天高く」を出演者及び会場のお客様全員で歌い、夏の爽音まつり(第1回S&L The Gate)は成功裡にフィナーレを迎えることができました。
(KeeP the faith,SAMANTHAとFourskitzの皆さん)
なお、受賞されたKeeP the faith及びSAMANTHAは、後日、『ポップバンド系』S&Lアーティストとして登録され、リンクのとおり、WEBサイト『S&Lアーティスト・マッチングサービス』に掲載されました。
末筆になりますが、非常に暑い中、足を運んでいただいたお客様をはじめ、準備段階からイベント当日まで、ご協力、ご支援、そして応援していただいた全ての皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
S&Lミュージックでは、この第1回SLGの実現を皮切りに、地域イベントと連携したプロ・セミプロ活動の登竜門、S&L The Gate(SLG)の枠組みを全国へと広げるべく鋭意取り組んでまいる所存ですので、引き続き関係の皆様のご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。
(文責)S&Lミュージック 代表・チーフディレクター 折田信生
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