中高年層の音楽市場開拓について思うこと by きいちろ(企画立案スーパーバイザー)

横浜のコミュニティハウスさんから、主に50〜60歳代の市民を主なターゲットにフォークソング等を題材に交流促進を図るイベントの企画をいただきました。
そのパーソナリティを担う、歌とギター伴奏のできるアーティストを、というご依頼です。
このお話にはとても重要な要素がたくさん含まれています。
まずは、50〜60歳代という年齢層。これは、リタイア直後、及びその予備軍の人たちです。この世代の人たちは殆どがサラリーマンで、現役時代は地域との関わりが薄く、リタイアしてから孤立しがちです。
そういった人たちの地域での交流促進が重要ですが、さあ交流しましょう、と言ってそう簡単にできるものではありません。そこで、若かりし頃に慣れ親しんだフォークソング等を一緒に歌ったり、それにまつわる思い出話を語り合ったりというのは、とてもよいきっかけになるでしょう。これを機会に、老後の趣味として歌や楽器を始めようか、とか、若いころ少々かじったので、この際、復活しようか、といった人も出てくるでしょう。
次に、パーソナリティです。50〜60歳代の参加者と同世代で歌と伴奏のできるアーティスト。それって、何も特別な存在ではなく、日ごろフォーク酒場などで腕磨きをしているツワモノは大勢います。ただ、そういったツワモノにしても、フォーク酒場では活躍しても地域で活躍という機会は、これまで、そう多くはなかったでしょう。そういう意味で、彼らの新たな活躍の場となります。さらに、地域イベントの場でということになれば、更なる研鑽のモチベーションにもなるでしょう。

そして、コミュニティハウスという会場です。これは、いわゆる公民館のようなもので、全国津々浦々に無数に存在します。
さらには、イベント企画の簡便さです。地域の交流会ですから、本格的な音響設備などは必要ありません。
このように見てくると、このイベント企画には、極めて大きな可能性があります。
地域コミュニティの活性化と音楽需要の開拓の一石二鳥であるだけでなく、その一般化、普及拡大の可能性も全国規模で果てしなく大きいのです。
S&Lが目指す、中高年層の新たな音楽需要開拓の大きな一歩になるかも知れません。