音楽出版社について思うこと by きいちろ(企画立案スーパーバイザー)

S&Lミュージックの取組みに協力連携いただける音楽出版社等の事業者が3社になりました。

三本の矢の逸話もあるように"3"という数字は、一つの節目の数字と思います。

音楽出版社というと一般の方には馴染みがないと思いますが、事業内容は名称からイメージされるいわゆる書籍等の出版とは全く違って、音楽著作権の取得や受託管理を行う会社です。

要するに、何かと手続等が煩瑣なアーティストの著作権管理を本人に代わって行ってくれる会社です。

この音楽出版社、アーティストの命、基本財産である著作権の管理を生業とするのですから、極めて重要な存在なのですが、同じ音楽出版社と言っても、実は、JASRAC等に楽曲登録して管理を行える能力のある会社とそうでない会社があります。 

これが一般的には、なかなか判別できません。 

音楽出版社を名乗っていてもJASRAC等に登録できない会社群(プロダクションやレーベルを兼ねていることが多い)、これが曲者で、僕が問題視する「夢を追う若者の著作権問題」の温床になっています。

もちろん、それら全てが問題とは言いませんが、その中に若者の無知に付け込んで著作権の扱いが不適切な、いわゆるグレー又はブラックな会社が少なからず存在するのは間違いありません。

S&Lミュージックが協力連携をお願いしている音楽出版社は、そういった懸念のない、将来のある若者たちが安心して著作権管理をお願いできる、すなわち、JASRAC等に登録して適正に著作権管理を行っていただける事業者に限定しています。

こういった、これまで闇の中に隠れていた業界の裏事情を白日の下に明らかにしていくこと、これも日本初の"コモンレーベル"たるS&Lミュージックの重要な使命で、ポピュラー音楽業界の構造改革に向けての大きな第一歩になるものと確信しています。